醤油の歴史と本物の醤油の見分け方
醤油のルーツは古代中国から伝わったと言われているが、 いつの時代に伝わったかは良く分からない。 大宝律令には宮内庁の大膳職に属する「醤院(ひしおつかさ)」で大豆を原料とする「醤(ひしお)」が作られていたと書かれているそうだ。当時の「醤」は今の醤油と味噌の中間のようなものだったそうだ。 今の醤油はいつごろ生まれたかと言うと諸説があるようだが、湯浅で聞いた話では、鎌倉時代の中頃に紀州の禅寺「興国寺」の開祖「...
「おはぎ」と「ぼたもち」の違い
最近いろんなお店で、「おはぎ」が沢山店頭に並べられている。今日は「お彼岸の中日」で、彼岸の時期に「おはぎ」を食べるのは日本古来の伝統である。私の京都の実家はお寺で、春や秋の「お彼岸」の法要には毎年沢山の檀家の方々が集まり、昔は集まった皆さんのお昼の食事を、婦人会の方々が手分けして作って振る舞われておられたことを良く覚えている。そしてこの時期に必ず用意されるのが粒あんで丸く作られた「おはぎ」なのだが...
端午の節句は「ちまき」か「柏餅」か
端午の節句が近づくと、どこのスーパーに行っても「ちまき」と「柏餅」が店頭に並べられる。 子供の頃端午の節句の日に友達の家に遊びに行って「ちまき」をごちそうになって帰ることがあった。京都にある実家は忙しくて「ちまき」を作ることは一度もなかったが、当時は近所で「ちまき」を作る家が結構あって、お裾分けしていただくことがよくあった。しかし、小さい頃に京都で私が端午の節句で食べたのは「ちまき」が大半で、「柏...
土用の丑の日に鰻を食べるのは
「土用の丑の日」と言えば誰でも「鰻」を連想する。しかし、「土用丑の日」とはどういう意味なのかよくわからなかったので、ネットで調べてみることにした。その結果、「土用」というのは、立春、立夏、立秋、立冬の終わりの18日間のことを言い、年に土用が4回ある理屈だが、一般的には立秋前の18日間の土用のことを指すということがわかった。今年の場合、土用の入りは7月20日で土用の明けは8月6日だ。では、「丑の日」とは何か...