香住にある国指定重要文化財を楽しんで~~~帝釈寺、大乗寺を訪ねて
香住の宿をチェックアウトし、干物などの海産物を買い求めてから拝観を予約していた帝釈寺(0796-36-0717)に向かう。3年前に香住に来たときには、予約していなかったので寺の境内を散策しただけで終わってしまった。この寺は決して大きな寺ではないのだが、古い歴史を有しているだけでなく寺の創建に関して興味深い伝承を持つ寺である。寺の案内板にはこの寺の創建についてこう書かれている。「この寺の、本尊帝釈天は聖徳太子が自...
名勝猿尾滝から但馬・丹波の名工の彫刻が残されている古社寺を訪ねて
大乗寺の観光を終えて、但馬三名瀑の一つに数えられ、日本の滝百選にも選定されている猿尾滝(美方郡香美町村岡区日影)に向かう。大乗寺からローソン香美町村岡店(☎0796-94-0800)を目指して走り、さらに400mほど山陰道を直進すると猿尾滝口の交差点があり、そこを左折して1km程度走れば猿尾滝の駐車場がある。紅葉の名所としても有名な場所なのだが、訪れた日にはだいぶ落葉が進んでいた。もう数日早く来ていればもっと美しい景色を...
長州藩が攘夷の方針を改めた経緯
文久2年(1862)に公武合体策の一環として和宮と結婚した将軍徳川家茂は、翌文久3年(1863)3月に上洛した際、義兄にあたる孝明天皇に攘夷の沙汰を申しつけられ、幕府はやむなく5月10日をもって攘夷を実行することを奏上し諸藩にも通達した。攘夷運動の中心となっていた長州藩は、日本海と瀬戸内海を結ぶ海運の要衝である馬関海峡(下関海峡)に砲台を整備し、軍艦4隻を配備して海峡封鎖の態勢をとり、攘夷期日の5月10日に田ノ浦沖に停泊...
薩摩藩・長州藩の討幕活動に深く関わったグラバー商会のこと
前回の記事でトーマス・グラバーが薩摩藩の五代友厚・森有礼・寺島宗則、長澤鼎や長州藩の伊藤博文、井上馨らの海外密航留学の手引きをしたことを書いた。グラバーは安政6年(1859)に、21歳の時に「ジャーディン・マセソン商会」に入社後、開港後間もない長崎に移り、2年後には「ジャーディン・マセソン商会」の長崎代理店として「グラバー商会」を設立し貿易業を営んだ。当初は生糸や茶の輸出が中心だったのだが、8月18日の政変後...
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