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日本三景「天橋立」の楽しみ方~~~二年前の「天橋立」カニ旅行 その①

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Category京都府
日本三景の一つである「天橋立」は今まで社内旅行などで何度か行く機会があった。
観光バスが案内してくれるのは北側の傘松公園か南側の天橋立ビューランドのいずれかで、電車で行く場合は天橋立ビューランドで見ることが多かった。
行く季節は秋から冬が多く、景色を楽しんだ後は日本海のカニを堪能することが多い。

天橋立ビューランド

上の画像は天橋立ビューランドから見た景色であるが、ここから見る天橋立は龍が天に登る姿にたとえられ「飛龍観」と呼ばれている。ここから見る天橋立は確かにすばらしい。

しかし、せっかく車で天橋立に来たのだから違う景色も見たいものだと思って、2年前に成相寺(なりあいじ)の裏の山上(成相山)にある「成相山パノラマ展望所」に行ったことがある。
ここは成相寺の境内で拝観料がいるが、傘松公園より西側でずっと高い場所から天橋立を見降ろすことになるので、晴れていれば非常にスケールの大きい景色を眺めることが出来る。道は未舗装でデコボコしているが、ここまで来るのに車で登れるのがありがたい。

天橋立成合寺

上の画像は「成相山パノラマ展望所」から見た天橋立だが、天橋立だけでなく栗田半島から伸びる黒崎半島までの全景を見渡せる。

成相寺は西国三十三箇所第28番札所で、寺伝によれば慶雲元年(704)真応上人の開基で、文武天皇の勅願寺となったという由緒あるお寺だ。

成相寺本堂

本堂は安永3年(1774)に再建されたもので、本尊の左の地蔵菩薩坐像は重要文化財に指定されているほか、文化財がいくつかある。

他にもいろんな角度から天橋立を鑑賞するスポットがあり、次のサイトで「天橋立十景」といわれる鑑賞する名スポットが紹介されており、それぞれの場所から見る天橋立がどんな景色になるか画像も見ることが出来る。
http://www.h4.dion.ne.jp/~yama44/kanko/images/hashitate.htm

宮津滝上公園から15分歩いた展望所から見る「弓ヶ観」や、岩滝町の板列展望台からみる「一字観」などもなかなか良さそうで、今度行く機会があればチャレンジしたい。

このサイトの中に「雪舟観」の展望所の案内も書かれている。

天橋立図sessyu

雪舟といえば室町時代に活躍した水墨画家だが、その代表作で国宝となっている「天橋立図」という水墨画がある。雪舟がこの絵を描いたのがこの辺りだろうということで、「雪舟観展望所」が作られた。

雪舟観

しかし、上のサイトの雪舟観展望所から見た天橋立の写真は雪舟の絵と随分異なる。雪舟の絵のように天橋立の西側の海(阿蘇海)が大きく見えるためにはもっと高いところに登るしかないが、栗田半島にはそのような高いところがなく雪舟の絵のように見える場所は実際には存在しない。雪舟の天橋立図は、鳥瞰図として描かれたものであって写生画ではないのだ。

天橋立を少し歩くのもいい。まずは南端にある智恩寺から紹介しよう。

智恩寺

智恩寺は大同3年(808)年に平城天皇の勅願寺として創建されたお寺で、文殊菩薩を本尊とし、奈良県桜井市の安部文殊院、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊の一つとされている。上の画像は智恩寺の山門で宮津市の指定文化財となっている。

智恩寺多宝塔

智恩寺の多宝塔は明応10年(1501)に落成したもので、国の重要文化財に指定されている。 また本尊の文殊菩薩も重要文化財であるが、御開帳されるのは毎年7月24日一度だけだそうだ。

廻旋橋を渡り天橋立を歩きだす。天橋立は延長3.6kmの砂嘴で、道に沿って8000本あるという松並木がずっと続いている。砂嘴の幅は広いところでも170m、狭いところでは20mしかない。

天橋立砂浜

東側の外海(宮津湾)は白い砂浜が続き、西側の内海(阿蘇海)には砂浜がなく、水深は深く左右の景色は随分異なる。

途中で与謝野寛・晶子の歌碑や蕪村の句碑等があり、もう少し行くと磯清水という井戸があり、四方海に囲まれて砂浜が近い場所でありながらここの水は不思議な事に塩分を含んでおらずおいしい水で、環境庁から昭和63年に全国の「名水百選」に選ばれている。

磯清水

古来から不思議な名水とされ、昔和泉式部が「橋立の松の下なる磯清水都なりせば君も汲ままし」と詠ったと伝えられている水をお試しあれ。

天橋立の近くで、グルメの方に是非勧めたいところは「飯尾醸造」。
以前このブログで月間サライ誌の『世界に誇る日本の「食」』という特集でこの会社の製品が紹介されていたことを書いたが、明治26年創業で日本一美味しいと評判の酢のメーカーである。

飯尾醸造

テレビや新聞や雑誌で紹介される事が多いそうだが、マンガ「美味しんぼ」の第66巻の第二話「真心に応える食品」にここの製品である「富士酢」が紹介されているそうだ。

「富士酢」は酢1リットルにつき200gのお米(コシヒカリが8割と酒米の「五百万石」が2割)を使うそうだが、これはJAS規格の5倍量のお米だそうだ。しかもお米は無農薬の新米のみを使い、自社の蔵で「酢もともろみ」を作り、昔ながらの「静置発酵法」で100日間かけて発酵させるそうだ。多くのメーカーはタンクに空気を送り込んで人工的に発酵させる「全面発酵法」で8時間から長くても数日で発酵が終わるのだそうだが、実際使って見ると、大手メーカーの酢とは全然違いまろやかさがありツンツンしない。一度使えばその良さが分かると思う。

日曜・祝日は残念ながら休業となるが、この工場に行けば、製造工程の見学はもちろんのこと、濁り林檎酢、無花果酢、紅芋酢、石榴酢などの果実酢や健康酢などが試飲できるし、販売もしている。
酢の苦手な人も飯尾醸造の製品ならきっと飲みやすいと思っていただけるのではないか。 飯尾醸造のHPのURLは次のとおりである。
http://www.iio-jozo.co.jp/

古い街並みや住宅が見たければ、三上家住宅がお勧めだ。三上家は酒造業・廻船業・糸問屋業を営む一方で、宮津藩の財政などに関わってきた豪商で、屋敷は天明三年(1783)築の主屋や酒造施設(1830築)などが並んでいる。

三上家住宅

敷地は1000㎡を超え建物が素晴らしいし、庭も良かった。

2年前に天橋立で泊まった宿は「茶六別館」。この宿は宮津温泉の数寄屋造りの料理旅館で、創業290年の老舗である。建物に風情があるだけでなく、料理も良くサービスも良く、お風呂も良く、価格も比較的リーゾナブルで誰にでも勧められる宿だ。

料理はもちろんカニづくしの会席だったが、美味しいカニをフルコースで頂いて大満足の一日だった。
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